【HELMZ】ギアプーリーの交換【自転車】

以前の記事で「交換する予定は今のところない」なんて言ってましたが、ダラダラとサイクリングをしている際に同じくダラダラ走っているローディーさんが居りまして。
ロードバイクってダラダラ走っててもえらく速いんですね。
そもそもシングルスピードなんだから比較するのが間違ってる気もするんですが、ちょっと頑張ってこいでみても追いつけなかったんですよ。
それが何故か妙に悔しかったのでギア比を上げることにしましたw
今回はHELMZ、というかSSSDならではの作業ってことでメモがてら作業内容を残しておこうかな、と。

まずはリアタイヤを外します。

ギアプーリーを押さえている15mmスペーサーにいわゆるホローテックII用の工具をかけます。
当然のようにお気に入りの工具ブランド、BBBのBTL-27L「ブラケットグリップ」を使用します。
HELMZ SSSDのギアプーリー用スペーサーは44mm16ノッチのホローテックIIと同じ外形になってるので綺麗に工具がかかります。
ここでソケットタイプのホローテックII用工具、例えばBBBのBTL-105「アウトボード」のようなものを用意してしまうと次のステップで途方に暮れることになります。
通常のロードバイク等だとスプロケットリムーバーとかカセットリムーバーとか呼ばれる工具のチェーン部分をカセットスプロケットにかけてフリーボディが回るのを押さえますが、それと同じです。

続いてロックリングにロックリングリムーバーを差し込みます。
ここでもやっぱりBBBのBTL-107S「ロックプラグ」 センターガイドピン付きを使用しますが、センターガイドピンは無くても(BTL-106S)大丈夫だと思います。
個人的にはガイドピンがある方が安定する気がしてます。
BBBのこの手の工具はすべて1/2"-12.7sqの差込角と六角二面幅24mmを持っており、精度の高い工具で回せるというメリットが気に入ってたりもします。
ということでロックリングは結構なトルクで締まっている(はずな)のでこれまたお気に入りの工具、Ko-kenのZ-EAL スピンナハンドル 1/2"-12.7sq 430mm(4768Z-430)を差し込んでおきます。
ロックリングリムーバーを反時計回り方向に回すとフリーボディが回ってしまうので、ホローテックII用の工具を時計回り方向に回すことで押さえてやる感じでロックリングを外します。

ということでロックリングが外れたらあとは順番通り抜いていくだけです。
左側から順に

  • 1mmスペーサー
  • 15mmアルミスペーサー
  • ギアプーリー 25T
  • ギアプーリー 27T(標準設定)
  • 12mmアルミスペーサー
  • ロックリング

となってます。
元から付いていた27Tのギアプーリーを25Tのギアプーリーに変更し、元の順番通りセットしていきます。
その際、ギアプーリーのフリーボディ接触面に薄くグリスを塗っておきます。
例によってグリスはデュラグリスです。
ロックリングまでセットし終わったら後はトルクレンチで指定の40N·mで締め込みます。
この時はタイヤを押さえるだけで締め込むことができます。
ちなみにここで使っているのはKTCのデジラチェ GEK135-R4という1/2"-12.7sqの差込角を持つ27~135N·mのデジタルトルクレンチです。
自動車のホイールナットにも使えるのでおすすめです。



あとはタイヤを戻して終わり、と言いたいところですが、ギアプーリーの径が変わることになるのでベルトのテンションを張り直す必要があります。
ギアプーリーの交換よりもテンション調整の方が時間がかかりますが、ここで調整しておかないと異音やら歯飛びやらが起こってしまうのでしっかりとやっておきます。