【HELMZ】異音との戦い:チェーンリングの分解・組立【自転車】

引き続き異音との戦い。
今回はペダルを踏んだときという条件では一番可能性のありそうなチェーンリング(ベルトリング?)を一度分解して再度組立。
これで今までの負荷を一度逃してから規定トルクで組み直す事でまっさらな状態に・・・なるといいなぁ。

例によって手が汚れまくる中での作業なのでほとんど作業中の写真を撮影できてないんですよね・・・
ここはHELMZならではの部分なので記録として残しておきたかったんですが。
とは言え大事そうな部分は押さえてある気がするので行ってみましょう。

HELMZのギアクランクはHELMZ ORIGINAL ALUMINIUM CRANKと書かれていますがクランク自体はSUGINORD2(クランク裏にそのまんまの刻印があります)で、ギア(チェーンリング)がおそらくブリヂストンのオリジナルだと思われます。
そしてHELMZのフロントはシングル、とは言えそもそもチェーン用の板1枚な物とは根本的に考え方が違うため、シングルだからってシングル用のボルト&ナットが使われているわけではないんですね。

後輪をサクッと外してベルトを外し、BBBのコッタレスクランク抜きBTL-14「パワープル」でギアクランクを抜いていきます。
ちなみに以前紹介したBBBのBTL-20L「プルスター」感銘を受けたので自転車専用工具は可能な限りBBBの物を購入するようにしています。還元還元。

ギアクランクを外し終わったら引き続きチェーンリングを分解していくわけですが、その前に何がどんな順序で組み付けられてるか観察。


写真ではすごく分かり辛いですが外側から順に

  • ボルト
  • バッシュガード
  • スペーサー
  • クランクアーム
  • チェーンリング
  • ナット

という感じです。
ボルトは5mmの六角穴、ナットはペグスパナで押さえるタイプの奴(なんて名前なんでしょ?)ってことで多分一般的な「ファイブピン」と呼ばれる物ですね。
そんなわけでこれまたBBBのペグスパナBTL-32L「ボルトグリップ」を使いつつ分解していきます。
というかBBBの工具っていずれも厨二感溢れる命名でアレですな。


※ 全体を少しずつ緩めてから1本だけ抜きました。くれぐれも1本ずつ抜くようなことをしないように。

分解途中の写真しかないですが、分解が無事に終わったところで今後のために採寸。

ボルト:14.13mm(うち頭部厚み:1.98mm)

ナット:11.66mm(うちフランジ部厚み:1.74mm)

ワッシャー(スペーサー)厚み:2.43mm
ワッシャー(スペーサー)外径:14.97mm
ワッシャー(スペーサー)内径:10.25mm

・・・あれ?
SUGINOがスモールパーツとして出している5mmの六角穴を持つ標準的なファイブピンで主な物は#402、#403、#404の3つだけど#402と#403は写真を見るだけで明らかに短いので除外するとして#404のサイズはどうやら
ボルト:15.0mm
ナット:14.5mm
という寸法。
該当しそうなサイズが見当たらない・・・
ワッシャーは明らかに材質の違う適当なアルミ(失礼)なのでどうとでもなるけどファイブピンはもし破損とか紛失とかしたら困るなぁ・・・

なお、残念ながら異音は解消しなかった模様(しょんぼり)
が、ついに原因らしき物に気が付いた気がするので次こそ・・・!